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アニメは全てに意味がある。ジブリ映画「風立ちぬ」タバコ問題

スタジオジブリ新作映画「風立ちぬ」
煙草の喫煙シーンが多いことから「日本禁煙学会」が苦情の文書を公開。
それを受けて「喫煙文化研究会」が反論の文書を公開した。

確かに劇中は喫煙のシーンが多い。

舞台が戦前ということも有り、当時の喫煙率から考えても 煙草が全く登場しないのというのも不自然と言えるが・・。
劇中では重要なシーンから日常シーンまで随所に喫煙シーンが挿入される。
煙草・・紙巻きタバコ・パイプ煙草・葉巻。学生に男性に女性。
これは、あえて目立つように配置したとしか思えない。

アニメーションは背景、人物の動き、
髪の毛一本、一挙一足に意味がある。

腐っても宮崎駿。これを分かっていない筈はない。

つまり、喫煙シーンは重要な演出なのだ。
喫煙シーンが演出の小道具として重要な位置を占めていることから、
単にリアリティー追求の為というには理由としては弱すぎると言っていい。

何らかのテーマを「煙草」に込めているのは間違いないのだ。

あえて物議を呼ぶであろう題材を持ち上げた理由は、
宮崎駿はヘビースモーカーという周知の事実と、
そして劇中で喫煙を批判するシーンは特に無い事から鑑みて、
喫煙へのアンチテーゼとは取りにくい。

むしろ、現代社会の禁煙文化へののアンチテーゼと取ったほうが自然だろう。

宮崎駿は自然主義だ。 子供はのびのび自然と共に成長することををよしとし、
現代人は社会の狭義なルールに縛られている。それが、若者の無気力化を増やし、
自由な創造力を妨げていると問題提起している発言もある。

現代の平穏だが前にならえの無機質な社会。無理強いされる排他主義(と、禁煙文化)。
昔の戦時下という苦しい時代。その中であがきながら生きる若者の自由な発想や夢の形。

それらを対比しているように感じる。

戦争反対とか戦争賛美とか言うつもりはない。
ましてや右翼でも左翼、政治批判でもない。

強く感じるのは宮崎駿という人間の肯定される世界。願望の塊。
劇中で主人公の夢はとりあえず完結するが、これからも「生きねば」という。
これは宮崎駿の老いとも取れるが、新しい挑戦の決意とも取れる。

結論「風立ちぬ」は、宮崎駿の総括というべき自己投影の作品に感じる。

今後は、吹っ切れた宮崎駿監督の活躍に期待したいと思う。

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