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個人情報の価値は500円?ベネッセ顧客情報漏洩事件の賠償について原田社長「一人あたり500円」を示唆

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ベネッセ顧客情報漏洩事件。補償はどうなる?


ベネッセ顧客情報漏洩事件の謝罪会見で
原田泳幸社長は、漏洩の補償について「過去の事例では、1人500円の金券」を例に出した。

ベネッセ、1人いくら補償? 社長「過去例は500円」| 朝日新聞DIGITAL

謝罪の方法は、おわびの品、学費減額などを検討している」。おわびの品の具体例として挙げたのが「過去の事例では、1人500円の金券」だった。


あくまで過去の事件の具体例としての発言で、ベネッセも500円の補償とするとは言っていない。

だが、ベネッセ社長は同会見で「謝罪費用200億円を準備」とも発言している。

ベネッセ流出、200億円用意し謝罪対応へ | NEWS24

今回ベネッセの情報漏洩件数は760万件。1件(一世帯)で保護者と子供の最低2人登録されており、漏洩人数は2000万人以上にのぼると言われている。

2000万人の流出とすると200億円を2000万で割って一人当たりの対応額は1000円。
他の補填や対応に掛かる費用を考えると「500円の金券」はかなり現実味のある数字だ。


・「過去の事例500円の金券」は10年前に遡る
「金券500円の補償」の前例とはソフトバンクの「Yahoo!BB顧客情報漏洩事件」2004年前後に作られたと言われている。

この事件後に漏洩事件が起こった際、補償金を500円とする企業が続出し「悪しき通例」と言われるることが多い。

今回の事件を別事例にそのまま当てはめるような発言に腹立たしさを覚える人も多いだろうし、代表者が謝罪会見で「悪しき通例」を例に出してしてしまうのは不用意と言わざるを得ない。



そもそも今回流出した情報はYahoo!BBと等価なのか?


双方とも内部犯で情報の売買目当ての犯行という点は似ているが、漏洩した情報は異なる点が多い。

Yahoo! BB顧客情報漏洩事件での情報漏洩内容

・住所
・氏名
・電話番号
・申し込み時のメールアドレス
・Yahoo!メールアドレス
・Yahoo! JAPAN ID
・申し込み日

ベネッセ顧客情報漏洩の内容


・郵便番号
・お客様(お子様とその保護者)のお名前(漢字およびフリガナ)
・ご住所
・電話番号(固定電話番号または携帯電話番号)
・お子様の生年月日・性別

漏洩内容は似ているようで、かなり違う。

ベネッセの漏洩情報は、保護者と子供が紐付けられており、生年月日も含むことから非常にセンシティブな情報。

個人情報の価値は金額では測れないが、今回のベネッセの顧客情報はYahoo!BB場合と比較にならないほど情報価値が高く、被害も長期に渡る可能性が高い。

ベネッセが埋めた名簿屋のミッシング・ピース | 雑種路線でいこう

子供の生年月日が漏れている為、年齢に応じて名簿が更新され、長期に渡って悪質なDMや勧誘電話、詐欺に使われる可能性がある。

これをYahoo!BBの事例にならって一人あたり500円の補償とするのは流石に虫がよすぎるかもしれないな。



集団訴訟の話もちらほら……?


今まで情報漏洩事件で集団訴訟の例はないが、ネットでも話題としては上がっている。

「ベネッセ集団訴訟の手続き方法について」| 弁護士ドットコム


…少額の集団訴訟は手続きやコストの割が合わないため、弁護士側はあまり乗り気では無さそう。

しかし小規模な共同訴訟では一人あたり5千円~1万円の慰謝料請求の判決が出ているケースもあるので、見込みが無いわけでもない。

今後のベネッセの対応によっては集団訴訟に発展する可能性も十分ありえる?
(漏れた情報で「集団訴訟に参加しますか詐欺」が出たりして…)


おわり。

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